皆さんこんにちは!第14期インターン生の竹内陽菜と伊藤清香です!
今回は、2023年春にここ大船渡で大奮闘した、第13期インターン生である荒木千尋さん、本間奈桜さんの挑戦や想いをインタビュー形式でお届けします!!
皆さん心の準備はよろしいですか??それでは紹介していきますーーー!!
~~~荒木さん編~~~
【プロフィール】
氏名:荒木千尋さん(21) 所属:公立鳥取環境大学環境学部環境学科3年生 出身:静岡県静岡市
大船渡の好きなところ: 大船渡の雄大で荒々しい海
※インターン当時になります。
Qインターン先をサンコー食品にした理由を教えていただけますか?
元々一次加工に興味があったのと、これまで自分が思いきり何かに取り組んだことがなくて、だから「熱」を灯す、その情熱を持って何かに思い切り取り組む、こういうことがしてみたかった。
―その「熱」とは、どんな熱なんですか?―
自分の中で「熱」っていうのは、何かを為すために必要な、そのものに対する愛みたいな、それが好きだみたいな、それがないとだめだみたいな(笑)、こういう一つのものに取り組む姿勢のことを僕は「熱」と定義していますね。
―商談ミッションを通して「熱」を灯すっていうことに対してどう感じましたか?―
最終的には、何か一つのプロジェクトを達成するために全員がその熱を持っている必要はないなと感じました。例えば、誰か一人はいかが好きだとか、この商品が好きみたいな、商談だったら売るものに対する愛を持っている人はいると思うんですけど、別にその周りの作っている人たちや、その商品を説明する人とかがそこまで情熱っていうものを持ってなくても、足りない部分を互いに補って、チームが一つの熱を持っていれば成功するのかなと商談ミッションを通して思った。誰かの熱が一個だけ強くてもだめで、そのチームの中の総和でその熱の大きさって決まるって思いましたね。
Qいかの商談ミッションのどういったところが大変でしたか?
これで本当にいいのか、どこまで伝えたらいいんだろうかってすごく悩んでいたような気がします(笑)。これを伝えるべきか、それともこれじゃなくてこっちの要素を大きくした方がいいのか、例えば、いか自体をもっと知ってもらう方が良いのか、商品の持っている性質・魅力に重点を置いて説明した方がいいのかみたいなところはすごく悩んで、結構考えたなって思います。
Qこのインターン活動を終えてみて、自分の中で成長できたことってありますか。
成長というか、変化はすごくありましたね。実際に企業に入って、その商品ができるまでに誰が携わって、どのくらいのコストや時間がかかっているかを計算していく中で、時間とお金をイコールで考える軸ができたのは、今の自分の変化として一つ大きいですね。それと、仕事に対する人の時間の流れ方ってだいぶ違うなとも思いましたね。自分、今農家をしていて、農家とビジネスマンの時間の流れ方が違うように職業でも感じ方は違ってるなって。実際に自分が現場でラインに並んで一緒に作業をしている人の話を聞いたり、小濱社長や米澤さんとお話させていただいく中で、会社の中でも、働く内容によって時間の流れ方って違うんだって気づけたのも一つ大きな変化でした。
Q今後の将来設計について教えていただけますか?
自分の時間の流れ方っていうのは、ビジネスマンというより、農家に近いものだなと思っていて、今は実家の農家を継ぐ形で、拡大の計画を立てています。
―サンコー食品で経験したことが農業とどう繋がっていますか?―
これまで加工に対する考え方があまりなかったんですよ。農家では、生産って作物に時間を合わせているので、年間計画を元に作物を植えた時点で、どのくらいの収益が出るか分かるんですよね。でも加工は、その製品を作るまでの作業工程の時間のかけ方によってコストが変化していくので、やっぱり農家とはまた違うと感じますね。でも、これから何か新たな取り組みをしていく上で、加工に合わせることも生産の中では重要だと思ってて、例えば、収穫したものを使ってちょっとした料理や商品を自分達の手で提供するとき、農家の考え方の時間の流れに合わせちゃうと利益が出ないんですよね。農家の時間のペースに合わせると計画が進まなくて、間に合わないんですよ。自分達のやりたいことを実現させるためには、そこに進度を合わせていき、関わりあっていく中で、他分野とも繋がっていくっていう意味でも、商談のプロジェクトを進める速さは非常に勉強になり、今も参考にしていますね。
Q荒木さんにとってサンコー食品とはどんな場所ですか。
自分にとって学びの場だったし、自分の方向性を転換する場だったなって思いますね。当時、就職するか、進学するかで迷っていて、就職とか会社がなんとなく自分には向いてなさそうだなって思ってはいたんですけど、サンコー食品での活動を通して、就職する前に自分には違うんだなって知ることができて、同時に、たくさんの挑戦や努力から、自分の考えとか、自分にはできるのかとか自分に投げかけたりして、それを自分に反射させてできるのかを学び、その場所に合った傾向と対策を立てることができるようになった場所だった。
Q荒木さんにとって本間さんはどんな人でしたか?
スケジュールを管理してもらってたんですけど、商談の準備を進めていくときに、本間さんに、「迷いすぎてるけど、ここまでにこれをつくらないと、商談まで間に合わないだろ」って言われて、じゃあここはこれにするか、みたいな妥協点を決めたりしていましたね。本間さんは、すごくしっかりしている方で、何かをきちっとこなす、与えられたものを120%で返すみたいな。実際、それが本当にできる人なんで、すごいですよね。本当に尊敬しますね。本間さんは、価値観も全然僕とは違いますし、性別も違って、どんな風にプロジェクトを進めようとか、どうやって関わっていこうとかは、僕もですけど、本間さんも本当に苦労したんじゃないかなって思いますね。本間さんとは友達というより、戦友とか、ビジネスパートナーっていう関係でしたね。
Qでは、荒木さんにとって小濱社長はどんな方ですか。
今思うと、教師だったのかなって思いますね。わからないことはわからないって言ってくれますし、分かりそうなことだったら調べてくれって言ってくれますし、だめなものはだめだって言ってくれますし、良いものは良いって褒めてくれる。正直に何でも言ってくれるので、怒られたりもしたんですけど、それも今となってはすごくありがたいって思いますね。それがなかったら今の自分はないなって思います。
~~~本間さん編~~~
【プロフィール】
氏名:本間奈桜さん(20) 所属:新潟県立大学国際経済学部2年 出身地:新潟県長岡市
大船渡の好きなところ:海鮮が美味しい!!
地元のために働き、地域を盛り上げる素敵な方たちがたくさんいること!!
※インターン当時になります。
Qインターン先をサンコー食品にした理由を教えていただけますか?
そうですね、水産業の裏側を知りたいっていうのと、漠然と海外に関わる仕事をしたいという思いがあったことから、地域と海外を繋げる仕事に興味があってサンコー食品にしました。
Qインターン当時は、何に注力しましたか?
主に、ニュージーランドでのワカメ事業でした。私がインターンをしていた頃は、ちょうどコロナ明けというのもあって、「一からワカメ事業をやろう!」という話になって、リモートで現地の方とキャッチアップと交流を行いました。また、インターンが終わって3月頃にワカメの収穫の様子をビデオに撮って動画にまとめ、現地の方に実際にワカメをどのように獲っているのか、動画を通して見てもらって、ワカメが獲れるまでにはどういった作業が必要なのかを現地の方に理解してもらえるよう努めました。同期である荒木くんは、商談を主に担当していて、荒木くんの商談ミッションの補佐的なことも結構してましたね。
Qインターン当時の最大の壁を教えていただけますか?
それは、荒木くんとの連携をとるのが難しかったということですかね。最初はオンラインで仕事をしていたので、相手の進捗などを把握するのが難しくて。。。私は色々と考えすぎちゃう性格なので、荒木くんは年上でもありましたし、「私がこんな出過ぎちゃいけないかな」とか、「これ言ったら失礼かな」とか色々考え過ぎちゃって、前半はあまり連携がとれず苦労しましたね。でも、自分の胸の内を荒木くんに打ち明けてからは、もやもやが減って、行動もしやすくなって、ありがたかったですね。
Q本間さんにとってサンコー食品はどんな場所ですか?
社員さん同士の距離も近く、私が大船渡市に初めてやってきたときも温かく迎えてくださって、本当に温かい人が多い場所だなというふうに感じてましたね。現在距離は離れているけど、気にかけてくれる優しい方々が多い場所だなって。
Q本間さんから見た荒木さんはどんな人でしたか?
接してて感じたのは、自分にない視点を持ってるし、自分にできないことができるし、本当に一緒にいて面白い人でした。
ー自分にない視点ってどんな視点ですか?ー
サンコー食品の使っているいかは環境に配慮してますよっていう商談の進め方をしていたんですけど、企業さんから逆質問があったときに、彼が持つ環境の知識を使って、しっかり対応ができていてすごいなって思いました。他にも、休日に大船渡市を別のインターン生の子たちとも一緒に観光したんですけど、その時に、彼がツアーガイドみたいに生き物や自然に対する知識を聞かせてくれて(笑)、私が意識を向けないところに彼は意識を向けるし、自分の知らないことを知っていて、それに持っている情報も面白くて、本当に彼は面白い人でしたね。私だったら右から見るものを彼はその裏から見てくるみたいな(笑)
Q本間さんにとって小濱社長はどういう人物ですか?
本当にいろいろな機会を与えてくださった方です。最初はニュージーランドのワカメ事業のことだけするのかなと思ってたんですけど、サポートしあいながら進めていくっていう感じで、私も商談についていくことができましたし、SNSを使ってサンコー食品がどんなところなのか発信もしていました。他にも、高校生向けの会社説明会にも参加させていただいたり、実際に船に乗ってワカメの収穫・加工の様子の動画作成の機会もいただいたり、去年の夏にはニュージーランドの視察にも同行させていただいたりして、本当に多くの経験をさせていただけたって思います。
【荒木さん】
確実に言えるのは、サンコー食品での出来事がなければ、自分は今農家をしていないってことですね。農家に進もうとも思ってなかったですし、農家に進むに至れなかったっていうのが正しいですかね。その決断もできなかったですし、、だから、サンコー食品での出来事を通して、経済性やお金とか、世間体や社会とか、実家を継ぐとかじゃなくて、自分の好きなことやりたいことに、フォーカスしていこうって思えましたね。本当に感謝してます。ありがとうございました!!
【本間さん】
とりあえず本当にありがとうございましたっていう気持ちが大きいですね。
急に出て来た、ただの大学生を温かく受け入れてくださって、何でも褒めてくださって、自信につなげられるような手厚いサポートをいただけて、本当に有難かったです。感謝の気持ちでいっぱいです!!
荒木さんと本間さんのご活躍には非常に感銘を受けました。
私たち14期生も、現在、お二人のように大奮闘しております。
思い悩む日々もありますが、最後までめげずに、粘り強く、そして今日も1日元気100倍で頑張っていきます!!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
編集者:サンコー食品第14期インターン生 竹内陽菜・伊藤清香