周りを頼り、あがき続けたインターン
15期インターン生として2024年夏期に活動された高嶋郁彰さんに、サンコー食品でのインターン活動についてインタビューさせていただきました!高嶋さんはイカの商談を担当されていたということですが苦労もあったようで・・・。色々聞いていきたいと思います!
プロフィール
高嶋郁彰さん(当時大学4年生)
国産ムラサキイカを商材とした商談を担当。

1.インターンの参加理由は?
就活がちょうど終わった大学4年生ということで、ストレスから解放され、かなり意識高い系大学生になっていました。また、卒業後は営業職として配属される予定なのに、営業に関する経験を人生で一度もしたことがないというのも、このインターンへの参加の決め手になりました。
商材把握から提案までをすべて任せてもらえるという、このインターンのキャッチコピーに興味を持って応募した形です。
2.一言でいうと、どんなインターン?
”自分でなにかを考え、それを遂行する力がつくインターン”だと思います。自分と佐久間さんの場合は各自でそれぞれのプロジェクトを進める形だったので、真摯にプロジェクトに向き合うことができたならば、自分のアイデア一つでプロジェクトを自由自在にどんな形にでも進めることができる、そんな体験がこのインターンでは可能だと感じました。
3.サンコー食品の皆さんとの一番の思い出
歓迎会と送別会です。インターン生歓迎・送別という名目でサンコー食品の大人たちが暴れ回る、タチの悪い(笑)会合です。人間酔っ払うと気が大きくなって、いつもと違う自分になるものなので、(自分含め)普段会社では見られないような暴れ方をする方もいました。そんな感じで
心の距離を縮められたという点では、これが一番思い出に残っています。
4.社長はどんな人ですか?
本当に、
The 経営者 という人物です。
5.プロジェクト内容(大まかに)
”国産ムラサキイカを生協・ミールキット会社へ提案すること”です。現在の日本の家庭の食卓では外国産のイカが一般的に食されていますが、私が参加した当時は偶然、国産ムラサキイカが比較的安価になっていました。そこで、『比較的、食の安全に関心が高い生協・ミールキットの利用者層をターゲットとした国産ムラサキイカの提供』を目指し、有用な商材・方法を提案するというのが本プロジェクトの主な内容でした。
6.プロジェクト前にした準備
社長に送っていただいたイカのサンプルを使って料理をしました。実際に料理をすることで、イカを料理に使用するにはどんな形が使いやすいのかを体験することができました。自分はあまり自炊をしないので、このような事前課題を行うことで
プロジェクトの完成形が想像しやすくなりました。
7.プロジェクトスタート時の課題は?
国産イカ商材の特徴を把握することから始めました。サンコー食品ですでに取り扱っている外国産イカとの違いを確認し、味や提供の仕方を考えました。
『国産』であることでどのような差別化ができるのかを考えるのに苦労しました。また、『イカは加熱すると形状が変わる』という特徴が、商材づくりに活かせるかどうかを何回も検討しました。
8.最終的にプロジェクトはどのようになった?
社長から「個包装にして価格を抑えてはどうか」というアドバイスをいただきました。国産商品は、大容量では消費者にとっては手に取りにくい価格帯であるため、個包装にすることで気軽に安心感のある国産商品を入手できるのではないかと伝えられました。これらのアドバイスを軸に、
「国産を手頃な価格で購入できること」を主眼に置いたプレゼン作りを行いました。最終的には東京で合計2社を訪問させていただき、商談という形で国産ムラサキイカのプレゼンを行いました。
9.一番大変だったことは?
「国産の魅力をいかに消費者に伝えるか」という問題に終始悩まされました。外国産の食品が広く普及している現状において、「国産である意義」を根拠づけるのは意外と難しく、結局自分一人ではうまくいかず、どうしても主観ベースになってしまいました。
10.どのように乗り越えた?
周囲の人にとんでもなく助けてもらいました。先述した「国産を提供する意義」が結局最後までつかめず、社長や地域コーディネーターの八田さん、工場長の米澤さん、品質管理の村上さんなど、周りの色々な方々に自分が持っている疑問を聞いてもらい、それに対するフィードバックをもらうという形で積み上げていきました。
11.参加前と参加中に感じたギャップは?
参加中は思うようにいかないところが多く、参加前とのモチベーションの差が顕著に表れてしまいました。また、良くも悪くも自分の楽観的な部分が見え隠れしていたかなと、インターン期間を振り返ってみて感じています。
12.インターンを通じて成長した能力は?
周りを頼る力です。周りを頼らず自分だけで進めてしまう悪い部分があり、インターン中は、周りを頼らない→わからないことが出てくる→自分だけで解決しようとする→もっとわからなくなる、というよくない循環が生まれていました。インターン後半からは、
恥ずかしくても良いから色々な人に意見を求めるという、周囲の人からしたら当たり前すぎることを意識していました(笑)。
13.大船渡での生活はどうでしたか?
同じ時期に大船渡でインターンをしていたのは男1:女3だったので、社長に旅館を手配していただき一人で暮らしていました。旅館なので台所がなく、滞在中はすべて外食で、ローソンとラーメン屋とうどん屋をはしごしていました。一回だけ女性陣の滞在場所にお邪魔して、女の園でじゃじゃ麺を食べさせてもらいました♡
14.大船渡でおすすめのご飯屋さんは?
海の幸ふるまいセンターです。社長におごってもらいました。魚介類がでどれもすごくおいしかったです。あとは食楽ぽぽろという、私が滞在していた旅館近くのラーメン屋さんのチャーシュー丼がかなりうまいです。
15.岩手県のおすすめNo.1スポットは?
インターン期間中は大船渡市外にあまり出かけなかったこともありますが、個人的に、大船渡のどこかのんびりした感じは自分の性格と結構合っていました。なので自分は休みの日にサン・アンドレス公園にあるモニュメントのてっぺんまで登って、ぼんやりと港を眺めることをお勧めしたいです。
16.今、社長に伝えたいこと!!
社長にはインターンを通してかなり迷惑をかけてしまいました。でも、新社会人として社会に出る前にこのインターンの経験ができたことは、自分にとってかなり大きな経験だと思います。いつかはわかりませんが、
成長して大きくなった姿を社長に見せるのが、自分の人生の目標です。
たくさんの苦労があったようですが、それを支えてくれた方々への感謝というのが印象的でした!是非また成長した姿を社長に見せてあげてください!皆待ってます!
編集者:サンコー食品第16期インターン生 堀