「サンコー食品での挑戦と成長」
今回は17期インターン生として2025年夏期に活動された阿久井日向芽さんに、サンコー食品でのインターン活動についてインタビューさせていただきました!
それでは早速インタビューの内容を書いていきます!!
ぜひ最後まで見てください。
プロフィール
名前:阿久井 日向芽さん
大学・学年:常磐大学 大学3年生
インターン期間:4週間
趣味:サークル・ボランティア・音楽
① 数あるインターンの中で、なぜサンコー食品を選んだのですか?
→ もともとインターンに挑戦したいという思いがありました。その背景には、物事を多方面の視点から捉える力を身につけたいという考えがあります。
所属しているボランティアサークルでは、イベントの企画を行う機会が多くあります。例えば子ども向けイベントでは参加する子どもだけでなく保護者の視点、障がい者向けイベントでは利用者本人だけでなく家族や施設関係者など、さまざまな立場から考える必要があります。そうした経験を通して、「一つの物事を多面的に見ること」の重要性を実感しました。
その経験をさらに広げ、実社会の現場で多様な視点に触れてみたいと考え、インターンに挑戦しました。また、普段行っている企画運営とは異なり、サンコー食品で取り組むマーケティングや商談といった新しい分野に挑戦したいと思ったことも、大きなきっかけです。
参加前と後で感じた変化
② インターン参加前と後を比べて、一番変わったこと・成長したと感じることは?
→ 最も大きく変わったのは「時間に対する価値観」です。
現場で経験することはすべてが新鮮で、学びや気づきにあふれていましたが、その中でも特に実感したのが時間の重みとその意味です。
商談準備や商品設計、味付け、包装方法の検討など、すべてに時間が必要であり、その時間にはコストが発生しています。社長や工場長の時間、自分たちの時間、そして取引先の時間も含め、1分1秒が事業に直結していることを実感しました。
また、1か月という期間は長いようで非常に短く、遅れが連鎖していく怖さも体感しました。時間をどう使うかが仕事の質を左右することを学びました。
プロジェクト開始時の課題と目標
③ プロジェクト開始時に掲げていた目標は?
→ 目標は「次につながる商談を行うこと」でした。
商談はその場で即決されるものではなく、要望を受けて改良を重ね、対話を積み重ねたうえで最終的な導入に至るプロセスです。そのため、一度の提案で決まること以上に、次の検討段階へ進める関係を築くことを重要な目標として取り組みました。
④ 課題として感じたことは?
→ 今回の活動では2人でプロジェクトに臨んだことが、強みでもあり課題でもありました。商談先は約7社と想定より多く設定されましたが、役割分担が不十分だったため、同じ作業を重複して行ってしまい、本来は分担によって加速できるはずの進行スピードを活かせませんでした。何を優先すべきかを周囲に確認せず進めてしまったことも、遅れや直前の慌ただしさにつながった要因だと感じています。
最終的には社長の支援により次につながる形にはなりましたが、課題を完全に解決できたとは言い切れません。この経験から、求められている役割やゴールを正確に理解し、早い段階で分担・連携を設計することの重要性を学びました。また、限られた期間の中では時間管理が極めて重要であり、早期に課題を察知し、周囲の力を借りながら前進していく姿勢が不可欠だと実感しました。
インターン期間中の活動内容
⑤ どのような活動を行いましたか?
1週目
・工場での原価計算・加工工程の理解
・商談先の確定、資料作成準備
・インターンヒストリー作成や社内交流
2週目
・週間報告資料の作成
・市場調査、需要分析
・商談先企業の課題分析と提案内容の検討
3週目
・商談に向けた最終調整
・課題点の修正と改善
・休日も集まり準備を進行
・小学生向け工場見学対応
4週目
・商談の実施と振り返り
・追加商談への準備
・社員への感謝を込めた料理提供
また、競りの見学や調味料メーカーの実演、業界関係者からの講義など、現場ならではの学びの機会も多くありました。
⑥ プロジェクトは最終的にどうなりましたか?
→ 結論から言うと、7社商談を行った中で2社が次のステップへ進む形となりました。ここから先は社長が関係づくりや調整を進めてくださり、最終的に商品化や具体的な導入に至るかどうかは今後の判断に委ねられています。ただ、関係が広がり次につながったという点で、当初の目標であった「次につながる商談を生む」という目的は一定程度達成できたといえます。
一方で、実際に取り組んだ私たち自身の実感としては、決して満足のいく結果ではありませんでした。伝えたいことを十分に伝えきれなかったという手応えや、不安や課題が多く残ったまま終わってしまったという悔しさが強く残っています。当初は、すべての商談先と次につながる関係を築きたいという思いで臨んでいたこともあり、その理想に届かなかった現実に、力不足を痛感しました。
それでも今回の経験を通して、自分たちに足りなかった点や改善すべき課題が明確になりました。もっと伝え方を工夫できたのではないか、準備や連携を深められたのではないかという反省は、今後に向けた大きな学びでもあります。悔しさの残る結果ではありましたが、その分「次はより良い形で実現したい」という強い意欲につながる経験となりました。
⑦ インターン中に「してよかったこと」「しておけばよかったこと」
■してよかったこと
→ 他社インターン生との交流です。
悩みや状況を共有できる仲間がいることで、モチベーション維持につながりました。
■した方がよかったこと
→ インターンを通して最も重要だと感じたのは、「周囲の力を積極的に活用すること」でした。社長や工場長をはじめ、現場には知識と経験を持つ方が多くいます。分からないことを自分たちだけで抱え込んで考え続けても、必ずしも正解にたどり着けるとは限りません。だからこそ、分からないことは分かる人に聞くという姿勢が不可欠だと学びました。
当初は、忙しい中で質問することへの遠慮や躊躇もありましたが、実際には「もっと聞いてくれていい」と言っていただくことが多く、質問が少ないことで状況が共有されず、互いに何をしているのか分からなくなってしまう場面もありました。企業において重要なのは時間の有効活用と成果を出すことであり、そのためにも疑問点は早い段階で解消する必要があります。
自分なりに考えたうえで、迷いや不安があればすぐに質問する。周囲の意見を取り入れながら前に進む。この姿勢こそが、成果につながるだけでなく、現場との関係構築にもつながると感じました。ここは自分自身が最も後悔した点でもあり、だからこそ今後は意識して実践していきたい大切な学びです。
⑧ 小濱社長の印象ってどんな人?
→ 社長は第一印象のとおり熱意のある方ですが、1か月間関わる中で、その熱さの奥にある深さをより強く感じました。一つひとつの物事に真剣に向き合い、会社や社員を大切に思う愛情を持ちながら、成果に対しては貪欲に追求する姿勢が印象的でした。
また、社長という立場でありながら前線に立ち、自ら現場に出て声を聞き、実際に手を動かしながら改善点を探っていく姿勢から、「人がついていくリーダーとはこういう存在なのだ」と実感しました。豊富な知識と行動力、そして人を惹きつける魅力を兼ね備えた、心から尊敬できる人物であり、自分が目指したいリーダー像だと感じています。
⑨ 社員の皆さんの印象
→ 他の社員の皆さんは、インターン生に対してとても優しく、真摯に向き合ってくださる方ばかりでした。フランクに接してくださる方もいれば、最初はクールに見える方もいますが、実際に話すとどの方も丁寧に質問に答え、率直な意見や専門的な視点から的確なアドバイスをくださいます。
社員一人ひとりがそれぞれの強みや役割を持ち、それらが組み合わさることで組織が機能していることを実感しました。また、プロの現場で成果を出すためには、自分一人で抱え込むのではなく、周囲の力を積極的に借りることが大切だと学びました。社員の皆さんの温かさは、まるで家族のように成長を支えてくれる安心感につながっています。
⑩ 大船渡のおすすめの場所
→ 「魚の駅」です。ここでご飯を食べる機会も多く、凄く美味しくて記憶に残っています。
⑪ 岩手での生活で印象に残っていること
→ 一番印象に残っていることは、市場で実際に行われている競りを間近で見学させていただいたことです。そこでは多くの人々が関わり、様々な魚が行き交い、現場ならではの活気に満ちていました。画面越しや資料からでは伝わらないような臨場感があり、現場でしか味わえない「生きた空気」を強く感じました。
⑫ 最後にひとこと!
→ 時間の価値、主体性、そして周囲と協働することの大切さを学んだ1か月でした。この経験は今後の人生の大きな財産になると感じています。サンコー食品の皆さんそして、大船渡の皆さん4週間貴重な経験をありがとうございました。
編集者:サンコー食品第16期インターン生 丸山