2025.03.21 インターン【サンコー食品インターンヒストリー】第15期生編

トライ&エラーの精神で粘り続けたインターン


2024年8月19日から9月19日の1か月間、第15期インターン生として活動をした佐久間萌絵さん。佐久間さんは主に、ニュージーランドで害材とされているワカメの活用法を探るべく活動を行った。ニュージーランドワカメの取り組みは2024年で3年目となる。さて、2024年夏のインターンではどのような取り組みをしたのであろうか。

1.サンコー食品インターンへの参加理由は?

自らが主体となって課題解決に取り組むことができるプロジェクトに惹かれたからです。詳しく言うと、プロジェクトメンバーとして現場に参画することができ、課題解決を必要とする人々との対話を通して地域や人と密着しながら問題解決への糸口を探れる機会に魅力を感じたからです。またその中で、自分のスキル面でも精神面でも成長できると思い、本プロジェクトに参加しました。

2.ニュージーランドワカメプロジェクトの内容は?

”ニュージーランドで害材とみなされているワカメの活用方法を探る”ことです。方法を模索する中で、現地ワカメ生産者とのオンラインミーティングを定期的に行い相手の意図を把握、日本の消費者をターゲットとした乾燥ワカメの生産を目標としてプロジェクトを進めていました。また、乾燥ワカメの機械導入に向け懸念点を解消することも視野に入れて活動していました。2024年11月には、食材としてのワカメの魅力を伝えるべく、ニュージーランドのダニーデンにて、現地ワカメとラーメンのコラボイベントを開催。ワカメを食することへの文化的な抵抗感を緩和し、食用ワカメの商品化に向けた議論を行いました。ワカメ活用に関する方向性を決定する中で多くの注意事項が生じたことで悩まされましたが、現地関係者の皆さんと粘り強くコンタクトを続けることで乗り越えました。
ワカメラーメンチラシ画像ダニーデンワカメラーメンイベント

3.プロジェクトスタート時の課題は?

ニュージーランドにおいてワカメを実用化するということには歴史的・文化的な障壁があることです。現地生産者側も始めは商品化に向けて消極的な感情を抱いていたのではないかと思います。特にワカメを「食べる」ということに対しては抵抗感があったようでした。私の当時の課題は、ワカメに関する知識を日本側から提供することでワカメビジネスへの抵抗感を払拭し、現地側の意欲を促進することでした。

4.最終的にプロジェクトはどのようになった?

2024年11月にダニーデンにてワカメラーメンイベントを実施したことで、現地生産者の皆さんのワカメに対するリアルな感想を把握できた他、ニュージーランド産ワカメの可能性について議論することができました。現在は現地生産者の皆さんを日本に招き、乾燥ワカメの生産方法について共有を行う機会を作れないかと模索しています。

5.インターン活動を通じて成長したことは?

あらゆる場合を想定して複数のプランを用意するという、リスクマネジメント能力が身につきました。変更事項が生じたときに素早く対応することができるようになったと思います。

6.社長はどんな人ですか?

インターン生の意思を尊重し、全力でバックアップしてくださる熱い人。熱く、時には厳しいご指導により、私は粘り強く進み続ける精神を身につけることができました。社長の仕事への向き合い方を規範とし、努力を続けたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします!!!

7.サンコー食品はどんな場所ですか?

温かい場所。社長と従業員のみなさん全員が温かく私たちインターン生を迎えてくださり、共に働かせていただきながら皆さんの仕事への誇りや日々の努力を間近で感じることができました。そのような良い環境に身を置けたことは自分の人生において大きな刺激となり、自分自身の行動の変化に繋がったと思っています。従業員の皆さんとはお昼の時間にご飯を食べながらお話をしていたので、会社の一員としての自覚、役割を感じながら仕事に向き合うことができました。

8.インターン期間での最高の1枚をどうぞ!

魚市場での様子

9.大船渡のおすすめスポットは?

海の幸ふるまいセンターがおすすめです!大船渡に来たばかりの時に行ったのですが、新鮮な魚に感動した覚えがあります!刺身や海鮮丼がおすすめです!
ふるまいセンター

10.岩手での生活で最も印象に残っていること

商談用のイカの形状を決定する際に、試作したイカを実際にサンコー食品の従業員の方に食べていただいてコメントをもらったことが印象に残っています。主婦目線や一人暮らしの目線など、どんな人のどのようなニーズを満たす商品を作るべきなのかを考える良いキッカケとなりました


1か月でワカメプロジェクトを前進させた佐久間さんは、インターン後の現在もワカメのプロジェクトを継続している。これからの彼女の活躍に乞うご期待!! 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

編集者:サンコー食品第16期インターン生 種石