2022年春、「食に関わる仕事がしたい!」と、サンコー食品のインターンシップに飛び込んだ、第11期インターン生の池田芽生さん。池田さんがどのような経緯でインターンシップに参加し、どのような活動を行ったのか、どのような思いを抱いて活動を行い、どのように変化したのかを、インタビュー形式でご紹介します!インタビュワーは、第12期インターン生の木下翔です。
神奈川県藤沢市出身。横浜市立大学理学部理学科2年生(参加当時)。好きなことは、人と話し、色々な考えや価値観を知ること。食べることも好きで、特に野菜が大好き。インタビューを行った夏のイチ押しはナス。
木下:
なぜサンコー食品のインターンに参加したのですか?
池田さん:
インターンに参加する前から、食べることが大好きで、漠然と「民間の食品会社に入りたいな~」と考えていました。ただ、食品を扱うという仕事が、どんなものか具体的にはイメージできていなかったので、イメージを膨らませるため、実際に食の仕事を体験してみたいと考えました。短期のインターンはそんなに興味が湧かなかったので、「食品会社 インターン 長期」などとネットで調べているうちに、NPO法人wizの紹介するサンコー食品のインターンを見つけました。
木下:
「食品を扱う仕事を体験したい!」という思いがあったんですね。サンコー食品のインターンを見つけてから、実際に参加を決意されるまでは、どのような流れだったんですか?
池田さん:
まだ参加を迷っているとき、FacebookやInstagramでサンコー食品の過去のインターン生の活動記録を見ていました。見ていると、サンコー食品は大学生を「インターン生」というよりも、「社員」「仲間」として見てくれていることが伝わり、とても好印象を受けました。また、社長がとても明るくて話しやすそうだと感じ、私も明るくうるさいタイプなので(笑)、「ここなら楽しく1カ月半頑張れそう!」と思い、参加を決めました。
木下:
インターンでは、具体的にどんな活動をしましたか?
池田さん:
高齢者の方々へのイカレシピの提案、第10期インターン生の活動紹介記事作成、SNSでの活動の発信などを行いました。「高齢者の方々へのイカレシピの提案」という活動のきっかけは、1期前の第10期インターン生である小國さんと増田さんが、給食を通じて子供たちにイカ食を広める活動をしたことです。小國さんと増田さんの取り組みを知り、「なにか私もそれに匹敵するインパクトのある取り組みがしたい!」と考えたとき、「今度は子供たちではなく、高齢者をターゲットにしたらいいのでは?」と思いつきました。ちょうどそのころ、おばあちゃんの家に行く機会があり、「イカなんて硬くて食べられない」と生の声を聴いたことで、「じゃあどうやったら高齢者の方々がイカを食べられるのだろう?」と考えるようになりました。
木下:
どのような手順で、高齢者の方々にイカレシピを提案したのですか?
池田さん:
まず最初に、サンコー食品の方々にアンケートをとり、年配の方々のイカに対する様々な意見を集めました。その後、サンコー食品と関わりのある方に紹介していただいた医療施設に行き、施設の方から医療食に関するお話を聞きました。そのあと、高齢者の方々の食べやすさを第一に考え、イカを使ったレシピを複数考案しました。そして、もう一度医療施設に行き、施設の方にそのレシピを提案しました。
木下:
そうだったんですね。記事作成やSNSでの情報発信はいかがでしたか?
池田さん:
記事作成は結構大変でした(笑)。WordPressで記事を書いたことがなかったので、かなり苦戦しました。でも記事をアップすると、検索エンジンで前よりサンコー食品が引っかかるようになって。「WordPressで何とか記事を書いてよかった!」とそのとき思えましたね(池田さんの作成した、第10期インターン生の活動紹介記事はこちら!)。SNSでの情報発信も、結構しっかりやりました。サンコー食品のYouTubeチャンネル(リンクはこちら!)に動画を投稿したら、Instagramにもストーリーを上げたりしました。多くの人に動画を見てもらって嬉しかったです!
池田さんの提供した、イカしんじょ
木下:
一番印象的だったことはなんですか?
池田さん:
社員の方々と開催したランチ会です!大勢の社員の方々に料理をふるまえるのか心配だったけど、皆さんに「おいしい~!」って言っていただけてとっても幸せでした!あと印象的だったのは最後の飲み会(笑)!それ以外にも、若い社員の方々とご飯に行ったり、他の企業のインターン生のところに遊びに行ったりしました。「全く新しい人と出会うことってこんなに素敵なんだ!」と改めて実感しました!
木下:
ランチ会楽しそう!いろんなバックグラウンドを持つ方々と出会えることも、インターンシップの魅力の1つですよね。逆に大変だったことはありますか?
池田さん:
高齢者の方々へのイカレシピの提案です。イカレシピを高齢者施設の方に提案するまではよかったのですが、結局採用してはもらえませんでした。もともと施設で使われているタラの方が安かったり、イカを練っても風味でタコに劣ってしまったりと、様々理由がありました。時間があったらもう少し何かアプローチできたかな、とも思ってます。でも、頑張って提案出来てよかった!
ランチ会の様子
木下:
インターンを経験して、変わったことはなんですか?
池田さん:
大きく3つあります。
1つ目は、先を見据えて行動するのを意識できるようになったことです。インターンが始まって最初の方に、病院の方に初めて話を聞きに行くとき、あまり質問を事前に考えていなくて直前になって焦ってしまって。その出来事をきっかけに、今までと意識を変えて、少しは先のことを見据えて事前に準備して行動することができるようになったと思います。
2つ目は、「どんなことでもやってみよう!」と思えるようになったことです。以前は完璧を求めすぎるせいで、最初から「自分にはできない」と思い諦めてしまうこともありました。米澤工場長や八田さんに意見をもらい、やっている途中でも目標を変更したり軌道修正したりすることができると感じ、とりあえずやってみることが大事だということを学びました。
3つ目は、新しい人との出会いをより求めるようになったことです。自分の知らない世界で色々な人が頑張っていることを知り、とても刺激をもらいました。また、色々な人の考えを聴くと、「その価値観は自分とは違うな」と感じることもありました。そこで感じた違和感は、「自分はこういう考えなんだ」という「自分の知らない自分の考え」の発見につながり、それがとても面白かったですね。
池田さん:
サンコー食品は、私の第2の故郷だし、勝手に家族だなって思ってます。大大大好きです!何かあったら大船渡でかくまってください(笑)。
編集者:サンコー食品第12期インターン生 木下翔